企業自身が発信するIR情報はどこまで信用できる?

投資を行う上で企業が発信するIR情報は投資のリスク回避に作用する重要な情報であるといえます。しかし企業によって発表される売上高や経常利益、一株利益などのIR情報が本当に信用できるものなのかどうか不安に思う人も多いでしょう。これは売上見込みなどの予想数字に関しては特に修整されることが多いためです。しかし予想といっても多くの要因を兼ねそろえて算出されたものであるため、ぶれが生じ修整された場合は企業にとっても予測の出来なかった事態だったということが多く、これに関しては誰にも予測できないことが多いです。現在は虚偽記載に関して罰則が強化され、さらに法令遵守も強化されているため企業が自ら発信する情報において概ね信用できるものであり、見込みの数字に関してはあくまで予測と考えるしかありません。

IR情報は単に開示すればよいというわけではありません

IR活動の内容はただIR活動を行う企業が一方的に企業に関する情報を提供すればよいというわけではありません。IR情報の発信を行う企業と投資家や株主、関係する団体とで直接意見交換を行うことも大切なIR活動の一環であるといえます。IR活動において企業の経営方針やこれからのビジョン、戦略など企業の活動内容や状況を発信し、投資家や株主たちがその経営方針やビジョンなどに理解示し、互いに信頼関係を構築していくためにも意見交換は重要であるといえます。意見交換を行うことで、投資家によってはときに厳しい意見が企業側に投げ出されることもあります。しかしこの厳しい意見こそが今後のよりよい経営に繋がる場合もあり、さらに資本市場の中で企業に対する適切な評価を得ることができるといわれています。

インターネットを使用したIR活動の普及

企業によりIR活動自体は1990年代後半から行われていました。IR活動の形式としては直接株主や投資家に企業の説明会を開催したり、決算説明会や意見交換を行える場を設けたりする場合と、事業報告書などを書面にて情報発信を行う出版物形式があります。IR活動が行われはじめた当初はインターネットの普及が少なかったため直接対面する形式でのIR活動が主流でしたが、急激に普及したスマートフォンの影響からインターネットを活用してIR活動を行う企業が大幅に増えました。インターネットを利用したIR活動には主にホームページにて情報の開示を行うことがあげられます。出版形式よりも印刷代が節約することが可能であるうえ、さらにリアルタイムで情報を開示することが可能であるため投資家からも指示を受け現在ではより重要視されるようになりました。